秋のアジング特集2009 vol.3
2009-11-18
秋も深まり、いよいよ脂の乗ったアジが釣れマクる季節がやってまいりましたよ。特に年末までは、尺(約30cm)に迫ろうかというグッドサイズが連発することもある、まさにベストシーズン。というワケで、LureNews.TVでは、秋の夜を楽しみ尽くすための小ネタや、ルアニューTV編集部が気になりマクっているアジンググッズを紹介する「秋のアジング特集2009」を企画しました。そして今回は、その第3弾! まずはVOL.2に続き、アジングで使用するリグの紹介と、フック、ワームなどにスポット当てていきますよん!!
ジグヘッドスプリットリグ(JHスプリット)
こちらも、JHキャロ同様に、アジングのために考案されたといっても過言ではない、アジ超釣れリグ。具体的には、専用のシンカーをラインの任意の位置で固定し、フックに超軽量JH(ジグフック+ガン玉orカミツブシでもOK)を使用するというもの。特徴といては、操作感がイジョーにダイレクトなこと。結束部が少ないため感度が極めて高いことが挙げられる。また、キャロと違いウエイト交換がイジョーにスピーディなのも大きな特徴だ。
ただキャロと違い、アソビの部分が少ないため、アワセをしっかり決めなければ、ミスフッキングしやすい面も…。
ま、そこがJHスプリットの面白いところ。
JHスプリットの使いドコロは?
JHスプリットの特徴である「感度のよさ」と「アワセる楽しみ」を活かすという意味では、明かりの効いた波止など、アジが明らかにいるスポットで、表層や明かり周りに群れている小型を無視し、その下のレンジや外側にいるサイズのよい個体を選んで掛けるといった状況で投入するのがオススメだ。
また、アジがアタるレンジが激変する時も、ウエイトチェンジが楽なJHスプリットの独壇場となるゾ。
↑ まさにJHスプリット場。小型のアタリを無視し、群れの下のレンジや、外側にいる良型をガツンとアワセて釣るのが、JHスプリットの醍醐味
JHスプリット用のシンカーは?
以前までは、磯釣り系のゴム付きオモリをJHスプリットに使用していたアジンガーが多かったのだが、現在はアジングにアツい各メーカーから、アジングに適したウェイト設定の専用シンカーが登場しているでの、紹介していこう。
ライトリグシンカー
軽い系のウェイトバリエが、やりスギ級に豊富なJHスプリット用シンカー
ブリーデンの「ライトリグシンカー」は、アジンガーのキモチがよーく分かっている細かいウエイトバリエ(0.6、0.8、 1.0、1.2、 1.5、2.0、2.5g)が特徴! こんだけあれば、表層からボトムまで完全に攻略できるゾ。
アクティブシンカー
重めのウエイトがラインアップされた専用シンカー
オーシャンルーラーの「アクティブシンカー」は、1、1.2、1.5、1.7、2、3、4、5gと、軽い方に加えて、重めなウエイトもラインナップされているのが特徴。コレはショージキかなりうれしいゾ。
ツマヨウジ・スプリット
浮力調整や、ウェイトバランスの調整までできる次世代のスプリットリグ!?
密かにブームの兆しを見せているのがこの、ツマヨウジを利用する変わり種のスプリット! 普通のスプリットというとシンカーをゴムで固定するのが一般的だが、コイツはその逆。つまようじをラインに固定するストッパーとしてソフトタングステン素材の「ソフトタングステン マルチシンカー」を使うのだ。通常のスプリットよりスローに落とせるし、潮が効いている場所なら漂わせ気味に落とせるなど、かなり攻めの幅が広がるゾ
ジークラックのソフトタングステンマルチシンカーをオモリ兼仕掛け止めとして使用
ツマヨウジは浮力のある木なので、かなり重さのわりにスローフォールさせることが可能だ。
ソフトタングステンマルチシンカーのは0.5、1、1.5、2gという種類があるので、例えば前と後ろのオモリの重さを変えることで、沈下の角度もある程度変化をつけられるのだ。
JHキャロ、JHスプリット用のオススメフックは?
JHキャロやJHスプリットに不可欠なジグヘッド&ジグフック。通常単体でJHを使用するのと違い、かなり軽量なモノを使用するのが特徴で、0.4g以下というのがおおよその目安だ。「じゃぁ、フックだけでいいんじゃないの?」と疑問に持つ人も多いと思うが、フック単体で使用(ノーシンカーキャロやノーシンカースプリット)すると、ワームの姿勢が安定せずに回ってしまったりすることもあるし、アジの吸い込みバイト時に、フックのみだど、どうしてもフックポイントが安定せずに乗らないことがあるのだ。フックの姿勢安定装置として、最低限のオモリが付いているJHが必須となるのだ。
ジンクヘッド
マイクロバーブ、ビッグアイ、しかも自重も軽く、吸い込みバツグン!
マイクロバーブ、ビッグアイ搭載で、しかも超スローフォールが可能な低比重・亜鉛製特殊形状ヘッドを搭載した「ジンクヘッド」。ちなみにウエイトバリエもエゲつなく、なんと0.18gからラインナップ。編集部内でもJHキャロ、JHスプリット用として使用者増加中なのだ!!
アジタブレット
安定感と吸い込み重視タブレット型ヘッドが特徴の「アジタブレット」ガッツリフッキング、ニクい「金のアジ針仕様」もラインナップ。キ軽量の0.2、0.4、0.7、1、1.5、2gという細かなラインナップもウレシイのだ。
アジング用ワーム選
ここまでアジングに使用するタックルを説明してきましたが、いよいよ最終章に突入! ここでは編集部が今秋のアジングシーズンに荒投入している新作&定番アジングワームを紹介していきますゼ!
ジャコナックル
ジャッカルの新作「ジャコナックル2インチ」。このテールが可能性感じマクり! 素材の柔らかさやリブもエエ感じ。注目ですゾ!
ボコボコヘッド&たた引きプルプル
オサムズファクトリーの「ボコボコヘッド」は全身から発するナチュラル微波動が特徴。サイズは1.8、2.2インチの2種。シブい時にかなり効きまっせ!
「たた引きプルプル」は超デッドスローリトリーブ状態でも微波動を発生するテールが特徴。サイズは3種類(1,5、2、2.5インチ)。
2インチピンテールワームSW
信頼度2000%なゲーリーマテリアルのアジングワーム! 投げる前から荒バイト確定ですな。
簡刺しワーム2.8インチ ストレート
夜でもJHが刺しやすスギる。しかも超繊細リブで微波動出マクり。さらに超ソフトでフッキングバツグン。もうひとついうと、針持ちもよい! こんな夢のようなワームが、この「簡刺しワーム」。一度お試しあれ!
3回にわたって秋のアジングを紹介してきたワケですが、ぶっちゃけ、秋のアジの最大のミリョクは、食べてウマすぎることでしょう。というワケで、みなさんも、ガツンと掛けて、ガツンと食べる、秋のアジングをマンキツしてみてくださいね。
↓の2つの料理は、元板前という異色の経歴をもつ編集部ムネイシの超オススメ料理。「秋アジの造り」と、造り後には骨まで食い尽くす「ホネセンベイ」。