「ローギア」という、アドバンテージ
2010-12-27
さて、みなさん(←でた! ハマムラジュン)
一気に寒くなってきましたねぇ^^
やっと魚が釣れてくれることに大感謝の気持ちを思いだせる季節がきました。
釣りって、今釣れてる魚を釣るのも楽しい。きっと一番楽しいと思います^^
だけど、ボクの中ではゲームフィッシングっていうのは、「ヤルかヤラれるか!!」。
釣れて当たり前の季節よりも「キビしい状況で釣ってナンボ」っていう考え方があります。たとえ、釣れた魚が大きくても小さくても。
冬っていうのは、ある意味、本当に魚と知恵比べができるステージだと感じています。
今回は、ボクの冬バス攻略についていろいろと語らせてもらいます。
今まで冬をクリアするために、いろいろなアイデアを絞りだしてきました。
「単純にリグを軽くすればいいのか?」
これは、単純にバスがエサを吸い込む力が弱まるから。という考えでした。でも、この考えは、
ボクの中でタダの思い込みであることが判明しました。
理由は、水温3度の小さな野池でも余裕でボイルしている光景を幾度となく目撃したこと。
あと、これはみなさんも経験あると思いますけそ、極寒の野池でスローに誘って食わせたのに
も関わらず、リリースした時の逃げるスピードが普通ということ。
以上の結果からいうと、バスは寒いから動けないとか、弱っているというワケではなく、
ただ、あまり動かずに体力を温存しているだけ。エサを食べる時間だけ回遊してるということが
分かりました。つまり、食いが悪いということはリグを軽くするというだけでなく、時合の絞込み
(たぶん野池は朝と夕方)と、リグをスローに動かしスギて完全にバスに違和感を与えてしまっ
ているという点。本当にこの2点のみだと感じています。
なので、「リグを軽くして吸い込みバイトをより明確なものに!」という考え方は、ボクの中では
なくなってしまいました。
「ラインを細くすればいいのか?」
ラインを細くする=バスに見えにくい? これは、ほんのチョットだけ影響があるかもしれません。
ただ、ボクの中でもラインを細いくするという意味は、バスに違和感を与えないためではなく、
ライトリグのルアーの動きを崩さないための1つの手段だと感じています。
バスに関していうと、ラインをドコまで細くしても完全に見えています。人間が空中で見えている
ラインは、水中でバスにも完全に見えています。
ラインっていうのは、予想以上に光を反射するものです。その逆で、ほとんどのPEはまったく
光を反射する要素がありません(その分視認性がよすぎますけど^^;)。
なので、バスに与える警戒心は意外に少ないと思います。よく、PEは感度がよすぎて音で食
わないといわれていますが、ボクはバスに関していうと、何のデメリットも感じていません。
むしろ、感度ではなく光を反射しないという意味でメリットだらけだと感じるぐらいです。
近距離戦ではショック切れに要注意ですけど、それはロッドで調節すべし! ですね^^
「高感度ロッドを使用すればいいのか?」
これは考えてみましたが、慣れればどれでも同じです^^。
自分が一番大好きなロッドが釣りに集中できるので、魚が釣れます。
「逆に低感度のロッドを使用するのか?」
低感度のロッドというのは、そのうち個人プレイの中でブームがくると思いますよ^^
低感度ロッドにすることで、どのようなメリットが生まれるのか? というと、
手元に伝わるバイトが一歩遅れます。当然ながら、ボトム感知能力も落ちます。
これだけ聞くと、ダメじゃん!! って思うでしょうけど、冬というステージでは大きスギる
アドバンテージが生まれます。簡単にいうと、魚がルアーをカブっ!! て噛んだ時の
バイトのみを拾うことができるんです。高感度ロッドを使用すればショートバイトが取れる。
でも、そのショートバイトと感じるのは、完全に食い込む前の前アタリ。
この前アタリを勘違いしてアワせて外してしまうことが多々あるんです。
で、どうせアワせるのが「ラインが走ってから!」など。
完全にバスが食い込むまで待つのなら、そのショートバイトの部分を取り払ってしまえばよいと
ボクは感じています。
「リールのギア比はハイギア? ローギア?」
これは春夏秋冬、同じことがいえると思いますが、バスに口を使わせるという意味ではローギ
アの方が絶対にイイでしょうね。付き合いの長いリールで、完全に巻き上げスピードを
ハアクしているのなら話は別ですけど…。巻きモノが得意な方や、TXのマキマキ、
JHスイミングが得意な方なら同じことを感じると思います。
それは「一定のスピード」。
バスにとって一定のスピードで泳ぐルアーというのは、限りなく違和感を感じずに口を
使ってしまうものです(たぶん)。食べやすいのか? 追い詰めやすいのか?
は分かりませんが…。「高速巻きに反応がよい」、ピックアップ寸前の超速巻きで食ってきた」
とか、「ナチュラルドリフトで食ってきた」とか、「風の力を利用してミノーをアクションさせて~」とか、「今日はカーブフォールでアタってるなぁ」っていうのは、すべてルアーの速度が一定の
スピードに限りなく近いからだと思います。この一定のスピードを演出するには、
リールを全速力で巻き上げる方法があります。
リールというのはスローに一定の回転数を保つのは繊細で難しい。また、ハイギアのリール&
超ハイギアのリールで一定の速度を演出ならもっと難しくなりますし、スピードが速スギます。
はじめもいった通り、付き合いの長いリールで巻き上げスピードを完全にハアクしているなら
問題はありません。でね、要するに何がいいたいのか?
というと、ローギアのリールが一定のスピードを演出する上でアドバンテージが
あるということなのです。つまり、ルアーを泳がせるスタイルの釣りには
ローギアリールを使う方がよりバイトを誘発できる可能性がかなり高くなりますよ!
ってことなのです。
で、そんなワケで、この冬からボクが現場に投入するアイテムを紹介したいと思います。
ジャン ! ! ! ! ! ! ! !
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月下美人MX2004でございます。
月下美人といえば、みなさんご存知ダイワが誇るSWライトゲームブランドですね。
この月下美人MX2004はメバル専用に設計されたリールで、
軽量JHをいかに繊細にコントロールするか! をテーマに開発。
結果、ローギア仕様になったんですね。
ボクはこのリールを見た瞬間にカッコイイと思ったのが1つと、
ローギアやん!! っていうのがピンっときたんですね。
メバル用のリールではあるんですけど、バス釣りにとって
かなりのアドバンテージを発揮してくれると判断しました。
というワケで、この冬はすべてのターゲットにおいて重宝するアイテムになることでしょう。
ハイギアでしか獲れない魚は必ず存在します。
でも、ローギアでしか獲れない魚も確実に存在するんです。
この真実を知る冬になるかもしれません。
おわり。